①ラフ・下書き~ペン入れ

00_20100922135413.jpg

■ラフ・下書き

まずはラフ 兼 下書きから入ります。
大抵ラフと下書きは同時に一枚のレイヤーで済ませてしまいますが、
複雑な構図はデッサンが狂いやすいので
ラフと下書きのレイヤーを分けて作業したりします。

ちなみに作業は全てデジタル作業です。
もともと自分にとってアナログとデジタルの違いといえば、
スキャンして線画調整するくらいなので
その辺の手間を省くためにデジタルを選びました。
というかペンを使って絵を描くという経験が浅いせいか、
アナログ漫画等で使われる付けペンなんかを使って
紙に線をひいているとなんだか死にたくなるわけです。

最近のペイントツールはストローク補正やら何やら
色々開発されて直感どおり書き手の腕以上に
綺麗な線が引けるようになっているので困ることは全くありません。
恐らくIllustStudioもそうだと思われます。

というのも実のところを言うと
今回下書きから線画までの作業はIllustStudioと同じ会社が出している
ComicStudioを使って製作しているのです。
このコーナーの趣旨から若干外れる気はしますが、
IllustStudioをインストールしたのが線画完成後だったので
そこは大目に見てやってください。
恐らくIllustStudioもComicStudio同様
ストローク補正・入り抜き補正優れてると思うので
同じ感覚で線がひけるんじゃないでしょうか。
まだやってないので100%自信はもてませんが。

01.jpg

■ペン入れ

新しくレイヤーを作成し、こちらでペンを入れていきます。
線と線が重なりやすい部分、例えば髪と体の重なる部分などは
レイヤーを分けてがしがし線を引いていきます。
綺麗な線を引くことを重視し、
はみ出た部分はあとから消しゴムで消す作戦です。
ちなみにこの絵は髪の毛のレイヤー、その他のレイヤーと分けて作業しました。
02_20100922135412.jpg
髪の部分まではみ出た余分な線を消しゴムで修正し、
細かい部分を足したり削ったりして完成したら線画レイヤーを一つに統合します。
03_20100922135412.jpg

最終的な仕上げ方(アニメ塗り、ギャルゲ塗り、水彩塗り…)等を
全く考えていなかったので、やるかどうか迷ったのですが
結局今回は線画に強めの強弱を付け、
影の部分を線画の時点で黒く塗りつぶしてしまいました。実験的に。

こういう線画でふんわり系の水彩塗りとかやったらどうなるんだろうなあ。
やってみないとなんとも言えませんがまあなんとかなるでしょう。
アニメ塗りならこれで全然問題ないと思うんですが果たしてどうなることやら。

ひとまずこれで線画は完成したので
次からようやくIllustStudioの出番です。
BMP等の読み込めそうな形式で出力しておきます。