making of 『大鳳が深海棲艦に堕チタラ』その1

絶賛夏コミ準備まっただ中のかみしき。
連日の深夜作業にもかかわらず、朝はきっちり叩き起こされる守月先生の近況を読めるのは『かみしきのアレ。』だけ!

でも叩き起こされるのは夏コミ準備期間中に限らず普段もあんまり変わらないんじゃ・・・
と言う事で、普段どんな感じで同人誌が作られているのかなーというのを、
現在好評委託中の『大鳳が深海棲艦に堕チタラ』が出来るマデ、を例にお送りしてみようと思う かみしき:D です、こんにちわ。

それはこの一枚から始まった

COMIC1☆9新刊『大鳳ちゃんとかくれんぼ』がお陰様でご好評いただけ、
色々と一段落ついた5月も終盤のある日の深夜、一枚の赤いかくれんぼが投下されました。

深海大鳳ちゃんプロトタイプ01

守「サンクリはそれっぽい内容のプレビュー漫画?導入部?
っぽいのを出せたらいいなという妄想」

と、この時はまだ、サンクリに新刊が無いのはさみしいネー
時間作れたら無配ペーパー~8p折り本くらいは持って行きたいネー、的な極普通の空気です。

が、一夜明け

:P「なら、本文12~16P」

何故かちょっと薄めの薄い本に昇格されているふしぎ発生。

そして翌日には、

:-)「マットニスっすね」
:P「なんやねんそれ」
:-)「羊皮紙紅に黒+白インク、箔押し、人物にマットニスっす!」※1
:P「よくわからんがつよそう」

などとほんとによくわからない事態に、

守「おかしい・・・最初は会場限定で何かペーパー的なもの、って話からどうしてこうなった・・・

困惑する守月。

守「えーとまずナニからはじめたらいいんだろう・・・
(商業の)原稿が終わったらラフ本か・・・とりあえず表紙を考えるか・・・」

困惑しつつもスキマに作業をねじ込んで行く覚悟をする守月の様子が哀愁を誘います。

そしてねじ込みへ

ねじ込み① 入稿〆13日前
深海大鳳ちゃんプロトタイプ02
守「あっタイトル入らん」

ねじ込み② 入稿〆12日前
深海大鳳ちゃんプロトタイプ03
守「エロ抜いて禍々しさ重視」(※どーいう内容にするかは考えてない)

:D「ギャップ狙いなら、がっつり妖艶に振るか、がっつり無表情に振るか」
:P「ドスケベ淫乱テディベア顔推し
:D「ケツ毛ぼうぼうの大鳳ちゃん思い浮かべてしまったじゃないか…!!」
守 (# ´゜д゜`)

外野が全く役に立っておらず順調に迷走しております。

ねじ込み③ 入稿〆8日前
深海大鳳ちゃんプロトタイプ04
守「ネームが・・・決まらないッ!!」

入稿〆まで一週間あまりというところでも、まだ中身が決まらないご様子。
描きたい内容をやるためのifストーリーで、その為に必要なプロローグだとしても、
やっぱり大好きな艦娘の轟沈ネタや深海堕ちネタはなかなか難しいですよね・・・。

この辺りにかかる守月の心境は、pixivのコメントからちょこっと引用してみましょう。

本作の深海堕ちはいわゆる「BADルート」ではなく、
普通なら出来ないであろうあんなことやこんなことの可能性を広げる&新たな可愛さを発掘するため…という感じなので、
今回の表紙に反して今後は割と前向きかもです。

本作は物語で言えばプロローグ部分なのでラストは引きになっていて、
最終的な結末はこの一冊では判断し難いと思います。
今回戻ってきた大鳳がどんな状態なのか、という重要な部分までを描いた上で、
今後の日常をどう送っていくかは続きでじっくり可愛く描ければいいなーと思ってます。

こんな感じです。はい。

じっくり可愛い日常編深海大鳳ちゃん、楽しみですねー。
自分も一読者として続きがとっても楽しみだったりします!

あっ、続きの前にまだ読んでねーよ!!という方はこの機会に是非【PR】
※1…完成版は羊皮紙も箔押しもマットニスも使用されていません。

kakureKari.jpg

そして一話で終わらなかった making of 深海大鳳ちゃんも続きモノになってしまいました。

さて、次回の更新は、続きの前にC88関連『オリジナル作品総集編(仮)』の続報をお届けする予定です。

それでは、また。